起立性調節障害
早く寝ているのに朝なかなか起きれない、午前中は調子が悪い、立っていると気分が悪くなってくる、といった悩みがある場合、それは「起立性調節障害(きりつせい ちょうせつしょうがい)」という状態かもしれません。
立っていて気分が悪くなってきてしまっているのに、それでも我慢して立っていると、急に気を失って倒れてしまうことがあります。
これは血管迷走神経性失神(けっかん めいそうしんけいせい しっしん)と呼ばれていて、倒れた時に怪我をしてしまうことがあります。
気を失って倒れてしまうのを防ぐために、立っていて気分が悪くなってきたら、すぐにしゃがんだり横になったりしましょう。そうすると気分がスッキリすると思います。
また立っていて気分が悪くなるのを防ぐために、足をそわそわ動かしたり、つま先立ちをしたりするとよいかもしれません。
起立性調節障害には、ミドドリン塩酸塩という飲み薬が有効なこともあります。
心理的にストレスがたまっていると起立性調節障害になってしまうこともあります。
その場合は、臨床心理士さんやスクールカウンセラーの先生にも相談してみましょう。
ひがしまつど小児科ではまずはお子さんの悩みをお聞きします。心臓の病気等なにか病気がないか調べるために専門の病院に診察をお願いすることもあります。