食物アレルギー(卵アレルギー)
卵をお子さんにあげてみたら、口のまわりが赤くなって、顔や体がどんどん赤くなってしまうことがあった場合、もしかしたら卵が原因の食物アレルギーがおきてしまっているかもしれません。
母子健康手帳(あるいは厚生労働省が作成した「授乳・離乳の支援ガイド」の42ページ」)に「離乳が進むにつれ、卵は卵黄(固ゆで)から全卵へ」と記載があります。
タンパク質やビタミンを含む卵を、生後7~8か月頃より食べさせてあげたいところですが、卵白にある「オボムコイド」等のタンパク質がアレルギーを引き起こすことがあります。
固ゆでした卵黄を食べさせても問題なかったけど、全卵をあげてみたら口の周りから顔面全体にじんま疹がでてしまった、というケースをよく伺います。
食物アレルギーは、皮膚が赤くなる、かゆくなる、という皮膚の症状のほかに、息苦しそうになったり、顔色が悪くなったり、元気がなくなってしまったり、などと重症な状態(アナフィラキシー)になってしまうことがあります。そんなときは、急いで医療機関を受診しましょう。
食物アレルギーの診察をしていますか?
ひがしまつど小児科では、食物アレルギーを心配していらっしゃるご家族に、できるだけわかりやすく説明するようにしています。
食品に対する免疫(IgE:アイジーイー)の血液検査も行っています。食物アレルギーが起きてしまうのか確認する確実な検査である「食物経口負荷試験」が必要な場合は、松戸市立総合医療センター小児科、東京慈恵会医科大学葛飾医療センター(京成線青砥駅より徒歩10分)などの専門病院をご紹介します。
アナフィラキシーの治療ができますか?
ひがしまつど小児科では、アナフィラキシーと判断した場合は、すぐに酸素を吸ってもらい、エピネフリンという薬を足に注射します。救急車で看護師と一緒に救急対応できる病院へお子さんを搬送することもあります。