卵円孔開存
1か月児健診などにて「心雑音」がありますと指摘されて、病院にいって詳しく調べてみたら「特に問題ないけど「卵円孔(らんえんこう)」がまだ開いているよ」と説明してもらうことがあるかもしれません。
心臓は右側と左側、上のお部屋(心房:しんぼう)と下のお部屋(心室:しんしつ)と4つにわかれていることがほとんどなのですが、上のお部屋の右側(右心房:うしんぼう)と左側(左心房:さしんぼう)を仕切る壁(心房中隔:しんぼうちゅうかく)に、赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいたときは、おおきな窓(卵円孔:らんえんこう)が開いていて、そこは大事な血液の通り道となっていました。
赤ちゃんがお母さんから出てくると、その卵円孔はフタが閉まってくるようにゆっくりふさがってきます。
生後1か月位ですと、まだ卵円孔が完全にはふさがっていないことはよくありますが、ほとんどの場合、いずれふさがります。
心臓超音波検査をすることができる病院で、経過をみてもらいましょう。