東松戸の小児科 ひがしまつど小児科|千葉県 松戸市 東松戸駅 予防接種 乳幼児健診

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便秘

うんちがでない!子育てしていて不安になってしまいますよね。

排便回数が少なかったり、便がでにくい状態を便秘といいます。
母乳から人工乳へかえた時、離乳食を始めた時、トイレトレーニングを始めたとき、通学を開始した時、学校で排便するのを嫌がるようになった時などが、便秘のきっかけになるようです。

便がたまっている場合は、まずは浣腸や便を出しやすくする座薬を使って、たまっている便を出す治療を数日から1週間程度行います。

また、数か月から数年程度、酸化マグネシウムやポリエチレングリコール(2歳から服用可能)などの飲み薬を服用して、スムーズに排便できるようになることを目指しています。

便秘が治りにくい時は、松戸市立総合医療センター小児外科などの専門の病院に診察をお願いすることがあります。

薬の上手な飲ませ方はありますか?

便を柔らかくして排便しやすくする「酸化マグネシウム」は、水にとけにくく、服用させにくいことがあります。ひがしまつど小児科に便秘症で通っているお子さんの保護者の方に、いくつかコツを教えてもらいました。

  • 薬をヨーグルトに混ぜて、ヨーグルトごと食べさせている
  • ごはんに振りかけている

また、2歳以上のお子さんでしたら服用可能な「ポリエチレングリコール(商品名:モビコール)」は1袋を約60mLの水に溶かして服用するのですが、水にはよく溶けるものの、水の味が少し変わってしまうので、やはり服用させにくいことがあります。

  • リンゴジュースに溶かして、飲んでもらう
  • 食事中の飲み物として、ポリエチレングリコールをとかした麦茶を飲んでもらう。
  • 一日のなかで、日中はジュースを与えずに、夕食のときだけ特別にジュースを飲める、というきまりにしている(そのジュースにポリエチレングリコールを溶かしている)。

お母さんお父さんのアイデアはとても素敵ですね。

水分摂取不足が便秘の原因でしょうか?

小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン」によると、「水分摂取の量を増やすと便秘がなおるわけではないだろう」とのことです。

食物繊維を積極的に摂取したほうがよいでしょうか

小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン」によると、食物繊維の摂取量と便秘の関係については、まだまだ調査が必要とのことですが、「食物繊維の摂取量を増やすと、便秘が改善することがある」とのことです。