地域子どものくらしの保健室プロジェクト研修会
2017/11/13
2017/11/12に愛媛県にて「地域子どものくらしの保健室プロジェクト研修会」が開催され、三平院長は参加してきました。
このプロジェクトは、慢性疾病にかかっている子どもとその家族が、いきいきと生活ができるように、なんでも相談できる「保健室」を愛媛につくろう、というもののようです。
地域の多くの支援関係者や医療関係者がチームを組み、「保健室」は家族とそのチームをつなげ、困りごとが解決できるよう家族に寄り添っていく仕組らしいです。
研修会には、愛媛県の多くの支援関係者や、慢性疾病にかかっている児童の家族も参加されていました。
講師の梶原厚子さんは、慢性疾病にかかっているお子さんのおうちを訪問して、お子さんとご家族をケアする看護師さんです。
梶原さんは、慢性疾病にかかっているお子さんやご家族を支える、我が国の公的な取組について、わかりやすく解説してくださりました。
三平院長は、小児慢性特定疾病児童等自立支援事業に関する法律について解説し、その事業の一環として千葉県東葛地域で開催された「こどもフェスタinとうかつ」について研修会に参加された愛媛のみなさんに紹介しました。
研修に参加されたご家族の方が、「妊娠中に子どもの病気のことがわかったのですが、情報に全然たどり着けなくて、とても苦労し、孤独を感じました。こんな「保健室」が、もっと前からあってみんなが知っていれば、あんなに寂しい思いをしなくてもよかったかもしれません。」とおっしゃっていました。
スマートホンでなんでも情報を収集できそうなのですが、意外とそうでもない。
愛媛県ではじまった気軽に相談できる「保健室」。
- 松戸市基幹相談支援センターCoCo(ココ)(047-308-5028)
- ほっとねっと(中核地域生活支援センター)(047-309-7677)
- 難病のこども支援全国ネットワークの電話相談(03-5840-5973)
などが、松戸エリアですとこの「保健室」に近いかもしれません。
情報を得ることができるだけでなく、安心感も得ることができるように、地域づくりに励みたいと思います。